MATSUURA SOICHI, Ph.D.

College of Business Administration, Ritsumeikan University

財務諸表論 2014 | Financial Accounting

Course Information

講義概要

会計ルールや会計学の本質的なところをそもそも論から説き起こす。単純に、会計ルールを逐次紹介し一語一語解説するような授業ではなく、簡単かつ直感に訴えるような言葉と説明を用いて、現代会計研究の最先端も交えながら、「会計研究」の入門のようなことを展開する。

基本的に,毎回の講義で配布する資料をもとに講義を行います。講義資料はコースツールを通じても入手可能にします。

Course Purpose

講義の目的

会計の本質をミクロ経済学やゲーム理論といった道具を使って理解すること。

Text and Study Guide

テキストと参考文献

テキスト: Scott著 太田康弘・椎葉淳・西谷順平訳 「財務会計の理論と実証」 中央経済社, 2008年
参考書1: Scott (2011) ``Financial Accounting Theory" 6th edition, Prentice Hall 【注:テキストは第4版の翻訳】

テキスト原著4版原著6版

この授業をより理解するために,基礎的なミクロ経済学と統計学の知識が必要となります。 以下の著書を事前に,あるいは授業と並行して読むことを強くおすすめします。

ミクロ経済学ミクロ経済学統計学
Grade

過去の成績

2013年度前期末の試験結果の基礎統計は次の通りである。

統計量
平均(正当数)??
中央値(正当数)??
最大(正当数)??
最小(正当数)??
標準偏差(正当数)??
得点分布が正規分布となっていると仮定すると,単位取得の閾値となる60点(24問×2.5点)は,偏差値に換算すると46.3となる。

Plan

講義計画

2014.04.09(Thu)
第1回 授業のガイダンスと「財務会計の理論と実証」 第1章
2014.04.16(Thu)
第2回 「理想的な状況の会計」 第2章
2014.04.23(Thu)
第3回 「財務会計に対する意志決定有用性アプローチ」 第3章
2014.04.30(Thu)
第4回「効率的市場仮説」 第4章
2014.05.07(Thu)
第5回 「効率的市場仮説」の残りと「意思決定有用性」第4~5章
2014.05.14(Thu)
第6回 「情報パースペクティブ」 第5章
2014.05.21(Thu)
第7回 「測定パースペクティブ(1)」 第6章
2014.05.28(Thu)
第8回 「測定パースペクティブ(2)」 第6章
2014.06.05(Thu)
第9回 「実証会計理論」 第7章
2014.06.12(Thu)
第10回 「コンフリクトの分析(1)」 第8章
2014.06.19(Thu)
第11回 「コンフリクトの分析(2)」 第8章
2014.06.26(Thu)
第12回 「経営者報酬」 第9章
2014.07.03(Thu)
第13回 「利益マネジメント」 第10章
2014.07.10(Thu)
第14回 「基準設定・経済的問題」 第11章
2014.07.17(Thu)
第15回 「基準設定:政治的問題」 第12章

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