Soichi Matsuura Ph.D.

立命館大学経営学部 松浦総一研究室

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税務会計実践

講義の概要

わが国では企業の稼いだ利益の半分近くが税金として国や地方自治体に納められます。 したがって,税金をいかに管理するかは経営戦略上の重要な課題となります。 この講義では,企業が企業価値を最大にするために,どのような対策を立て,それを実行し,その結果算定される課税所得がどのような特徴を持っているかを説明します。

具体的には、税務計画(tax planning)のフレームワークを学び、企業行動の結果として生じる課税所得を計算するという事後計算ではなく、 企業が直面する税制と税率に応じた行動を計画し、税引後キャッシュフローの最大化をもたらす戦略を構築するという事前計画の視点から税務会計を学びます。

本講義では税制という複雑なシステムを数式で単純化し、分析する箇所があります。 四則演算程度ですが数式を使った分析が登場します。じっくり考えれば理解できるレベルですので、恐れずに取り組んでください。 例えば、こんな感じの数式が出てきます。 \[ \begin{align*} 税引後累積額 &= \big ( (1 + R ) - \tau R \big ) ^n \\ &= \big ( 1 + R (1-\tau) \big )^n \end{align*} \]

到達目標

授業計画

※進捗状況により変更される可能性があります。

第1回イントロダクション
第2回税務会計の分析枠組み(第1章)数式が少し
第3回税務計画(第2章)数式が少し
第4回企業観(第3章)
第5回税務法令遵守(第4章)数式がたくさん
第6回税率概念 (第5章) 数式が少し
第7回組織形態(第6章)
第8回課税所得計算制度の歴史(第7章)
第9回確定決算主義(第8章)
第10回税以外のコスト(第9章)
第11回税務法令と会計判断(第10章)
第12回課税所得の特徴(第11章)
第13回給与体系(第12章)
第14回フリンジベネフィット(第13章)
第15回役員給与(第14章)